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2018年5月23日水曜日

伊藤仏壇、自然の中で埋葬される樹木葬 県北部で初めて開園19日から現地説明会

 彦根市芹川町の伊藤仏壇は、植物に囲まれた自然の中で埋葬される「樹木葬」を、県北部の民間企業として初めて開園。19日から27日までの土日に現地説明会を開く。
 核家族化や地方の人口減少により、墓を世話する跡継ぎが不足し、埋葬の形式も多様化している。樹木葬は木や草花、芝生を墓標にし、骨壺や布袋に遺骨を入れて「自然に還る」埋葬方式。墓の管理を霊園が代わりにする「永代供養」を行うほか、宗教的な儀式を自由にできるなど社会的少数派にも適している。東京、大阪、名古屋の都市部を中心に、滋賀県内では大津などに樹木葬の霊園がある。
 仏壇需要の厳しい中で、伊藤仏壇は樹木葬に着目し、近江八幡市の霊園のうち約100平方㍍を借り、「樹木葬霊園やわらぎ苑」として開園する。園の周囲には季節に合わせた花や樹木を配置していく。1人分から、夫婦や親子など2人分、家族全員分までの広さを用意し、まず1期目として58基分の埋葬を受け付ける。
 伊藤晃・代表取締役は「森林浴をすると気持ち良くなる人が多いと思いますが、そのように自然の中で安らかに眠ることができるのが樹木葬の魅力です」と話している。
 現地説明会は午前10時~午後5時。問い合わせは伊藤仏壇本社☎0749(22)1056か近江八幡店へ。

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