2017年2月18日土曜日

2017年東レキャンペンガールの朝香りほさんにインタビュー

 2017年東レキャンペンガールに選ばれた彦根市出身でモデルの朝香(あさか)りほさん(24)に、子ども時代の思い出や今後の目標などを聞いた。(聞き手・山田貴之)
 朝香さんは滋賀県内の公立高校を卒業し、19歳の時に女性ファッション誌のモデルのオーディションを受けたのをきっかけに、モデルや芸能の世界に関心を持ち、20歳で上京。22歳の時に現在の芸能事務所「ABPinc.」(東京都渋谷区)に入り、広告や雑誌のほか、有名企業のテレビCMに出演するなど活躍している。
 昨年夏に行われた東レキャンペンガールの選考会では全国の149人の応募から選ばれた。朝香さんは「東レは滋賀が発祥の会社で、私も滋賀で生まれたこともあり、光栄に思います。大きな一歩を踏み出すことができましたし、プレッシャーもありますが、キャンペンガールとして精一杯がんばりたい」と抱負を語った。
 朝香さんは4歳から11年間、彦根市内の教室でクラシックバレエを習い、特技の1つに「I字バランス」をあげた。「バレエを長く取り組んだことで、負けず嫌いで、1つのことを一生懸命し、人と同じなのが嫌なタイプになった」と自己分析した上で「子どものころはとにかくよく笑っていた」と満面の笑顔を見せた。
 朝香さんは一人っ子で、実家には中学生の時から飼っている愛犬のマルチーズの「ぽんぽこ」(メス10歳)がおり、「とてもかわいく、実家に帰るとぽんぽこも飛びついてきて、私もほっとするし、とても癒やされます」と話していた。
 今後の目標については「今まではモデルのお仕事が中心でしたが、色んな分野にも挑戦したい。女優やバラエティー番組などにも出て、幅を広げてマルチに活躍できるようになりたい」と述べ、「全国的に滋賀県はあまり有名ではないので、私が滋賀、彦根出身ということをPRして、良さを広めていきたい」と語っていた。

佐野史郎さんら招いた「小泉八雲・朗読の夕べ」3月4日に清凉寺で

 俳優の佐野史郎さんらを招いた「小泉八雲・朗読の夕べ」が3月4日午後6時~彦根市古沢町の清凉寺で開催される。イベントを控え、八雲のひ孫にあたる小泉凡さんが市役所で会見を開き、来場を呼びかけた。
 彦根商工会議所や彦根市、多賀町などで組織する彦根・多賀地域連携組織委員会は「光とアートで発信するブランディング事業」を展開しており、その一環として佐野さんと世界的ギタリスト・山本恭司さんによる朗読パフォーマンスを企画した。
 佐野さんと山本さんは島根県松江市出身で高校時代の同級生。2人とも八雲を敬愛しているといい、平成18年から朗読ライブを開催。毎年テーマを変え、八雲の作品から佐野さんが選んで脚本を書き、山本さんがギターを演奏する。清凉寺では彦根バージョンの「望郷」、「夏の日の夢」など8作が披露される予定。冒頭には凡さんと滋賀大学教授でアイルランド文学者の真鍋晶子さんのトークもある。
 井伊家菩提寺の豪徳寺(東京都)近くで生まれ育ったという凡さんは「同じ菩提寺の清凉寺で開催されるということで思い入れがあります。佐野さんは私よりも八雲について詳しく、臨場感を持って作品に入っていける気持ちになれます。八雲の世界にいざなうことができれば」と話していた。
 参加費は中学生以上の前売り3000円、当日3500円。チケットはビバシティ、アルプラザ彦根、文化プラザなどで販売。残席わずか。問い合わせは彦根商工会議所☎(22)4551。
 ※【小泉八雲】1850年にギリシャで生まれた。本名はパトリック・ラフカディオ・ハーン。明治24年(1890)4月に来日し、8月に島根県尋常中学校に英語教師として赴任。欧米諸国に向けて日本文化を紹介する著書を多く発刊し、日本の怪談話を英語で表現したことでも知られる。八雲の名は出雲国にかかる枕詞の「八雲と立つ」から名付けられたとされる。明治37年9月26日に54歳で死去。

2017年2月17日金曜日

彦根翔陽高校3年生の鶴田瞳さんが、簿記実務や会計実務など9種目の1級の検定試験に合格

 滋賀県立彦根翔陽高校3年生の鶴田瞳さん(18)=平田町=が、簿記実務や会計実務など全国商業高等学校協会が主催する全9種目の1級の検定試験に合格。9種目の合格は県内高校の総合学科で初めてだという。
 鶴田さんは小学3年生の時からソロバンを習い、中学生時代にはパソコンの操作に関心があったため、彦根翔陽高総合学科の流通経営系列に進学した。2年生の6月に簿記実務の1級を合格したのを皮切りに、2年生時に珠算・電卓実務のそろばんと電卓、英語、商業経済、3年生時にビジネス文書実務(ワープロ実務)、会計実務の財務諸表分析・財務会計・管理会計の3分野、情報処理のプログラミング部門とビジネス情報部門の各検定試験1級に合格した。全国の9種目の合格達成者は前年度で20校28人のみ(今年度は集計中)。
 担当教員の金子又広さん(58)=愛荘町=によると、鶴田さんは朝早くに登校したり、部活の練習後の午後9時ごろまで実習室に通ったりして学習。「目標に向けて一生懸命に学ぶのを習慣化していたのがすばらしい成果につながったのだろう」と話していた。
 2月1日に9種目目の情報処理検定試験の合格通知があった時について鶴田さんは「とてもうれしかった。先生や母親、友だちに支えられたから合格できたと思います」と話していた。
 鶴田さんは日本商工会議所主催の簿記検定2級、金融財政事情研究会主催のファイナンシャル・プランニング技能検定試験2級も合格。滋賀大経済学部への入学が決まっており、「大学では公認会計士と税理士の資格も獲得して、将来は政府系金融機関に入って、資金の融資に関わって地域の発展に貢献したい」と語っていた。
 なお鶴田さんの母親・千春さん(49)も金子先生の教え子で珠算部の部長を務めていたといい、鶴田さんは「母も喜んでくれています」と笑顔で述べていた。

2017年2月16日木曜日

彦根市社会福祉協議会と滋賀中央信用金庫は「地域見守り合い活動に関する協定」を締結

 高齢者世帯などの見守り活動を進めていくため、彦根市社会福祉協議会と滋賀中央信用金庫は「地域見守り合い活動に関する協定」を締結。協定締結に伴い、滋賀中信は地域住民の送迎用車両を1台贈呈し、7日に市福祉センター別館で締結式と贈呈式が開かれた。社協と金融機関の協定締結は県内初。
 少子高齢化が進む中で、孤立死や振り込め詐欺、虐待などの被害者になる高齢者や子どもが増えていることから、未然に防止するため一人暮らしの高齢者世帯などへの見守りが必要な状況になっている。滋賀中信には市内10店に25人の営業職員がおり、高齢者世帯などに訪問する機会がある。協定の締結で、市社協は▽郵便物や新聞が溜まっていないか▽子どもが1人で外にいる機会が多くないかなどのチェックリストを作成し、滋賀中信はそのチェックリストに基づいて高齢者世帯で異変を感じた際には市社協などに連絡する。
 締結式で滋賀中信の沼尾護理事長(64)は「見守り合い活動が市内全体に広がっていき、安心安全のまちをつくっていきたい」、市社協の圓城治男会長は「市内でも孤立死が20件ほどあるほか、子どもの貧困も問題になっている。課題の解決に向けて一歩を踏み出せたことを心強く感じている」とあいさつした。
 滋賀中信から寄贈された車両はトヨタのノアで、自動で乗り降りができるサイドリフトアップシートが装着された7人乗り。市社協の活動理念「おたがいさんの心でつくる温かいまち彦根」から「おたがいさんさん号」と命名された。地域住民がサロン、宅老所、子ども食堂などに送迎する際や、市社協の職員が施設訪問、人・荷物搬送などの時に利用されるほか、将来的にはボランティアが高齢者らを送迎する際にも使用していくという。
見守り合いサポーター養成講座
 彦根市社協は22日と26日の午後1時半~平田町の市福祉センター別館で「見守り合いサポーター」養成講座を開く。龍谷大学社会学部の岡野英一特任教授が高齢者世帯などを見守るための基礎知識を教える。2日とも同じ講座。対象は市内在住在勤在学者。受講者には訪問時に使えるネームプレートを進呈。申し込みは市社協☎(22)2821。

袋町内で飲食店主や住民たちが共同で除雪作業、除雪機の購入 半額を市が補助

 大雪が降った11日、彦根市の袋町内で飲食店主や住民たちが共同で除雪作業を行った。
 袋町内はスナックやバー、ラウンジなどの飲食店が約80店あるほか、住居が36軒ある。住居のうち半数以上が高齢世帯で、先月23日から25日にかけての大雪の際は積雪で外出できない状態だったという。高齢者同士では除雪ができず、飲食店にとっても商売に影響が出ることから、飲食店主が加盟する県社交飲食業生活衛生同業組合彦根支部と河原2丁目3部自治会が話し合いを行い、自治会側で除雪機を購入し、除雪機を使っての作業を飲食店で行うことで合意。
 自治会では市から半額の補助を受けて25万円で除雪機を購入。同組合彦根支部の支部長でバー貴園のオーナー・戸田守建さん(56)が11日午前3時から試運転を兼ねて除雪機を動かした後、再び降り積もった同10時から戸田さんら飲食店主2人と地元住民6人が参加して、袋町一帯の除雪作業を行った。
 戸田さんは「先月末の大雪時には行政側には市民からの苦情があったと聞いていますが、一つのモデルケースになればいいと思います」と話していた。
 同自治会会長の深尾淑子さん(68)は「住民の中にはあきらめていた人もいましたが、除雪をして頂けることはありがたいです」と語っていた。
 今後は、朝が住民、昼が飲食店、夜が「ケースバイケース」で除雪作業をしていくという。
補助率 最高40万円
 彦根市は自治会などが除雪用の機械を購入する際、その半額を補助する制度を設けている。
 対象は除雪用の排雪板か自走式の除雪機で、駆動するトラクターや自動車などは対象外。1自治会1台とし、除雪用の機械の導入後5年間は再申請できない。
 補助率は50%以内で、最高限度額は40万円。希望の自治会などは申請書に必要事項を記入し、市建設管理課まで。問い合わせは同課☎(30)6121。

2017年2月13日月曜日

滋賀県の平成29年度当初予算案 平成36年の国体関連では彦根総合運動公園(仮称)の整備費として11億2200万円

 滋賀県が9日に発表した平成29年度の当初予算案のうち、平成36年の国体関連では彦根総合運動公園(仮称)の整備費として11億2200万円が計上された。
 彦根総合運動公園の整備施設のうち、第1種陸上競技場は延べ床面積約2万3000平方㍍で、トラック・フィールドが400㍍×9レーン、収容人員1万5000人以上(うちスタンドの固定席7000席)、メインスタンドとバックスタンドに屋根、両スタンドの屋根に照明が設置される。ほかに、トラック・フィールド400㍍×8レーンの第3種陸上競技場、砂入り人工芝コート12面の庭球場、約1100台分の駐車場が整備。野球場は既存の建物のまま活用される。
 平成29年度は今年度に引き続いて実施設計と第1種陸上競技場の建築設計を進めると共に、第1種陸上競技場の建築実施設計に着手。また公園整備に必要な用地確保、野球場以外の施設の解体などを行う。
 全体の概算事業費としては200億円程度を見込んでいる。
 このほか重点事業・新規事業は次のとおり。
 ▽彦根城世界遺産登録推進事業40万円▽平成32年に県立近代美術館(大津市)の隣にオープン予定の新生美術館の整備6億8900万円▽自転車で琵琶湖を1周する「ビワイチ」観光推進のためのサポートステーションの増設、ガイド養成など1713万円▽東京五輪の事前合宿誘致やホストタウン登録に向けた交流事業1680万円▽若者の出会いの場を応援するネットワークづくり1000万円▽琵琶湖の水草除去6億6900万円▽侵略的外来水生植物(オオバナミズキンバイ)の除去3億6000万円。
一般会計は前年度当初比1・9%減の5343億円
 県は9日、平成29年度の当初予算案を発表。一般会計の総額は前年度当初比1・9%減の5343億円。財政運営の安定性の指標となるプライマリーバランス(基礎的財政収支)は4年連続の黒字を達成したものの、彦根総合運動公園の整備工事などで新たな県債を発行するため、県債残高は前年度比22億円増の1兆0980億円となる見通しとなった。
 歳入の3割を占める県税は、法人税の回復を見込む反面、地方消費税が減収することで総額は前年度比0・3%減となる1550億円。5年ぶりに減少に転じた。借金である県債は新しい新生美術館や彦根総合運動公園の整備などで前年度比7・1%増の791億円を発行する。
 歳出は人件費1718億円(前年度比0・2%減)、扶助費542億円(4・3%増)、公債費793億円(0・9%減)を計上し、これら「義務的経費」が歳出全体の57・2%を占めた。県は「国民健康保険や介護保険など社会保障関係の法令に基づく県負担金が年々増加傾向にある。この結果、投資的経費をはじめとする政策的経費が圧迫され、財政が硬直化した状況が続いている」と指摘している。
 プライマリーバランスはかろうじて2億円の黒字を計上した。

平和堂は本部を小泉町から西今町に完成させた新社屋に移転

 平和堂は本部を小泉町から西今町に完成させた新社屋に移転し、13日から新社屋での業務を開始する。
 小泉町の旧社屋は昭和47年6月に竣工されたが、建物の老朽化や耐震化の問題があった。平和堂は旧社屋から南西方向へ約300㍍離れた場所に昨年1月から新社屋の建設を開始し、約2万9889平方㍍の敷地に鉄骨3階建て延べ約1万4319平方㍍の建物を完成させた。
 新社屋に入る本部の愛称は、HeadOffice(本部)And Training(トレーニング)Omotenashi(おもてなし)Communication(コミュニケーション)の意味と、ハトのマークにちなんで「HATOC(ハトック)。平和堂広報課では「単なる本部ではなく、研修の場であり、お客様や店舗の要望をしっかり聞いて、情報や意志を伝える場であるという意味を込めた」としている。
 1階と2階にはオフィスフロアや商談室、会議室、関連会社のオフィスなどがあり、3階には社員食堂、宿泊室、研修室のほか、650人以上の座席がある「HATOCホール」、創業者の歴史や理念などを学ぶ展示室を設けている。屋上には太陽光発電の設備も設置している。

外来魚のリリース禁止などを啓発する看板「バスメーター」彦根旧港湾に設置

 外来魚のリリース禁止などを啓発するための看板「バスメーター」が4日、彦根旧港湾に設置された=写真。
 県は外来魚のリリース禁止をはじめ、ワームなどの放置、ごみのポイ捨てなど釣り人のマナー向上を呼びかけるため、釣り人が多く訪れる時期に合わせて旧港湾の4カ所に設置している外来魚の回収ボックスに看板を設置。
 看板は80㌢四方で、1月から3月までにそれぞれの回収ボックスに入れられた外来魚の重さを記入できる項目を掲載。県の担当者は「回収量を表示することで、見える化を図りたい」としている。設置期間は4月30日まで。
 看板にはマナー向上を呼びかける文章も書かれており、この日は釣り人のボランティアや県職員ら21人が啓発用のティッシュも配布していた。

2017年2月10日金曜日

彦根市制施行80周年を記念したオリジナルフレーム切手発売

 日本郵便近畿支社は彦根市制施行80周年を記念した記念のオリジナルフレーム切手=写真=を作り、10日から彦愛犬や長浜、米原の郵便局で発売する。6日には市役所で贈呈式が開かれた。
 日本郵便近畿支社はこれまでにも彦根城築城400年祭や井伊直弼と開国150年祭などでも記念切手を発売。6弾目となる今回は桜満開の彦根城天守の写真を上部に配し、昭和時代の彦根町役場、市制施行調印式祝賀行事(昭和12年)、彦根駅(同32年)、ゑびす講(同33年)の白黒写真と、ひこにゃんのイラスト、びわこ国体、彦根ばやし総おどり、ハナショウブ(市の花)、鳥人間コンテストのカラー写真を切手として印刷している。82円切手10枚で1シート。
 贈呈式には県東部地区統括局長で長浜東上坂郵便局長の服部眞亀雄(まきお)さんらが出席。ひこにゃんが見守る中、大久保貴市長に記念切手を手渡した後、「築城410年祭と『井伊直虎』で彦根は注目されており、観光客増に向けたPRの一助になれば」とあいさつ。市長は「素晴らしい物を作って頂いた」と感謝を述べた。
 切手は1シート1420円。1000シート限定で、彦根市内20局では直接購入できるが、市外の51局では取り寄せとなる。11日の市制記念式典の会場(文化プラザ)でも販売。日本郵便のウェブサイト「郵便局のネットショップ」でも15日午後0時15分から40シートのみ販売。問い合わせは最寄りの郵便局か日本郵便近畿支社☎06(6944)8157。

滋賀県立大学の学生デザインの教習車が彦根自動車学校に導入

 滋賀県立大学の学生がデザインした教習車が岡町の彦根自動車学校に導入されており、受講者たちの人気車両になっている。
 彦根自動車学校は平成25年10月にトヨタのプリウスを2台導入した際、車体のデザインを県立大学人間文化学部デザイン学科に依頼。同学科の印南比呂志教授の指導を受ける学生たちがデザインしたのを始まりに、送迎バスや教習所内に設置する飛び出し坊やのデザインも県大生が担当した。
 4弾目となる今回は、スバルのインプレッサのクリスタルホワイト8台とヴェネチアレッド7台が導入されるのに合わせて、同学科の3年生14人が昨年6月下旬から1案ずつデザインを出し、8月1日から20日まで彦根自動車学校内でコンテストを実施。受講者142票の上位5作品から同学校の職員や印南教授が車体へのデザインのし易さを考慮し、中村円香(まどか)さん(21)の案に決め、計15台の車体にコーティング加工し、11月21日から教習車として使っている。
 中村さんのデザインは「Hikone」の英文字を赤、青、黄緑、オレンジ、紫、ピンクの6色で一文字ずつ書いており、「幼児がクレヨンで初めて書いた英文字をイメージした」という。
 中村さんは「初めて自動車に乗る人が安心して乗れて、運転が上達するように願ってデザインしました。街中で走っているのを見かけると応援したくなります」と話していた。彦根自動車学校の担当者は「受講者の9割を占める高校生・大学生からは、中村さんのデザインした車が乗りたいという声もあるなど、お客さんの評判はいい」と語っていた。

ひこにゃんの商標使用 図形との組み合わせを可能にするなど制限を緩和

 彦根市は3日、ひこにゃんの商標使用について、図形との組み合わせを可能にするなど制限を緩和すると発表した。
 市は原作者と昨年7月25日に「ひこにゃんの著作物に関する覚書」を結び、これに基づいて3つのイラストと写真の使用制限を緩和するマニュアルに改定した。
 新しいマニュアルでは▽顔の部分だけ▽顔のパーツが見切れないような一部分や飛び跳ねるマークの省略▽顔以外の場所に図形や文字などと組み合わせ▽形はそのままでのシルエット(ほかの図形の取り入れも可)―の使用を認めている。
 ただし、ひこにゃんのイメージを損なったり、年齢・性別を連想させたり、特定の商品・企業のキャラクターと誤認されたりするなどの場合は使用を禁止するとしている。
 ひこにゃんのイラストや写真を使用する場合は市への事前申請が必要で、申請時には完成見本や写真などの提出も。営利目的で使用する際は有償となる。有償使用の状況は平成25年度の699件をピークに、同27年度が487件と減少傾向にあるため、市観光企画課は「緩和することで、ひこにゃんの図形や写真の使用拡大につながれば」としている。問い合わせは市ひこにゃんブランド推進室☎(30)6120。

2017年2月9日木曜日

「自立訓練」と「就労移行支援」を行う事業所「LA PLUS共育センター」が彦根市長曽根南町にオープン

 障害者が自立して働いたり、生活したりできるよう「自立訓練」と「就労移行支援」を行う事業所「LA PLUS(ラ プラス)共育センター」が彦根市長曽根南町にオープン。自立訓練と就労移行支援のサービスを併せ持つ施設は湖東湖北で初めてだという。9日に講演会と見学会がある。
 本来は健常者と同じような生活ができるはずでも、必要な訓練を受けることができていないため社会に出て行けない障害者がいることから、働き・暮らしコトー支援センター長などを務めた小野幸弘さん(54)=多賀町=が昨年10月に合同会社「CoCreation」を発足。障害者を「当たり前の社会」に送り出していこうと、自立訓練などを行う共育センターを今年の元日に設立した。会社代表には小野さんが就き、センター長には共に会社を設立した佐々木亜矢子さん(45)=竹ヶ鼻町=が就任した。
 共育センターでは県内の知的・精神の障害者と難病患者を対象に、「自立訓練」として日常生活に必要な読み書き、計算機の使い方、メモの取り方など基礎能力訓練や、コミュニケーションの仕方、福祉サービスの利用方法、金銭管理、食生活など自立生活に向けた訓練を実施。「就労移行支援」として、重さの計測、パソコン操作、清掃など作業、現場でのトレーニングなど就労基礎訓練や、ビジネスマナー、履歴書の書き方、面接の受け方、会社の社員からの話を聞くなど就労支援を行う。
 最初は「自立訓練」を中心にして、徐々に「就労移行支援」の取り組みに移していく。基本的な期間は3年(最大4年)だが、習得の早さによって1年以内も可能。定員12人。開所日時は平日の午前9時~午後4時。見学随時可。
 佐々木さんは「障害のある方々が支援を受けるという立場から、社会や他人にあてにされる立場に変わってもらうことが大事。そのような人たちを少しでも増やしていきたい」と話している。問い合わせは共育センター☎(47)3210。
 LA PLUS共育センターは9日午前10時15分~講演会と見学会を行う。滋賀県障害者自立支援協議会委員などを務め、障害者の雇用をしているピアライフ(大津市)代表取締役の永井茂一さんが「障害のある人も当たり前に働き・生きる」をテーマに話す。受講無料。問い合わせは共育センターへ。

2017年2月7日火曜日

滋賀大生たちが彦根市社会福祉協議会の「あいさつプラスOne(ワン)運動」を広めるためのポスターを制作し男女共同参画センター・ウィズで展示

 滋賀大学経済学部の学生たちがこのほど、彦根市社会福祉協議会が進めている「あいさつプラスOne(ワン)運動」を広めるためのポスターを制作。10日まで市男女共同参画センター・ウィズで展示している。
 市社協では平成27年度以降、地域住民らが高齢者たちに「日ごろから見守っていますよ」という思いを伝えるため、日常のあいさつに「いい天気ですね」「またお会いしましょう」など気遣う言葉をプラスする運動を自治会などに呼びかけている。
 この運動をより広めるため、協力を依頼された滋賀大では講師の中塚智子さんの講義を受講する1年から3年生の学生21人が、昨年11月に城北学区の高齢者5人と、市北デイサービスセンターの利用者3人、職員2人に取材と写真撮影を行った後、ポスター作りを開始。高齢者たちの笑顔の写真や、「今日もお元気ですか」など気遣う言葉を配置して計22点のポスターを完成させた。
 ウィズで展示した後、4月以降は希望のある自治会や施設にポスターのコピーを渡し、掲示してもらう。

佐和山小学校と鳥居本小学校の6年生が石田三成をイメージしてデザインしたヘッドマークなどが近江鉄道に設置

 彦根市立佐和山小学校と鳥居本小学校の6年生が石田三成をイメージしてデザインしたヘッドマークなどが近江鉄道の電車に設置され、2日に彦根駅で出発式があった。
 彦根ロータリークラブの社会奉仕委員会(渡辺僖子委員長)が彦根の歴史を語れる人材を育てるため「石田三成公いいひとプロジェクト」と題して企画。佐和山城下にある佐和山小の6年生87人と鳥居本小の6年生21人を対象に、昨年10月に各校で歴史講座、11月に佐和山城跡探索と講座、12月
に清凉寺で両校の児童たちが意見交換する子どもサミットを開催した。
 サミットで子どもたちは三成についてまとめた新聞と一文字を披露し、今年1月にはヘッドマークのデザイン(直径25㌢)を作成。近江鉄道には車内に生徒たちの新聞やヘッドマークのデザインが貼られ、各校の代表児童の作品1点ずつが車体のヘッドマーク(直径80㌢)に採用された。
 出発式には両校の児童や教員、彦根ロータリークラブの会員25人らが参加。来賓の大久保貴市長は「三成は故郷の偉人であり、全国、または世界に向かってその功績を広めてほしい」とあいさつ。出発式後、児童たちは電車に乗って、車内に設置された自分たちの作品を見学しながら談笑し、米原駅でヘッドマークをバックに記念写真を撮った。
 ヘッドマークに採用された佐和山小の小松萌々花さん(12)は「三成の良いイメージを全国の人に知ってもらいたい。人命を大切にした三成のように人の命も自分の命も大切にしたい」、鳥居本小の平田李阿恋(りあん)さん(12)は「三成のダイナミックさをイメージしてデザインしました」と話していた。児童たちが作ったヘッドマークなどを設置した電車は1カ月間運行される。

2017年2月6日月曜日

彦根市内3カ所目の地域子育て支援センター「まんまるひろば」ビバシティ彦根2階にオープン

 彦根市内3カ所目の地域子育て支援センター「まんまるひろば」が6日、ビバシティ彦根2階にオープンする。
 地域子育て支援センターは子育て中の親が子連れで交流や育児相談、情報提供などをし合う場所で、市内には日夏町の子どもセンター内の「きらきらひろば」、中藪2丁目の彦根乳児保育所にもある。いずれも保育士が常駐している。
 まんまるひろばの場所はこれまで約240平方㍍のフリースペースだったが、市の運営にすることで、より保育機能を充実させる。事業の委託先は南彦根都市開発。
 対象は6歳未満の子と保護者で、保育士2人が常勤。おもちゃなどで自由に遊べて、保育士による絵本の読み聞かせや手遊びなどイベントもある。6日午前11時~開所式がある。開所時間は平日午前10時~午後4時までだが、午後4時以降と土日・祝日は自由に遊べるスペースになる。問い合わせは南彦根都市開発☎(27)5170。

みずほ福祉助成財団の助成金、かすみ会運営の就労移行支援施設・つばきはらファクトリーの菓子「和っふる」の専用車に

 彦根市海瀬町の社会福祉法人「かすみ会」にこのほど、みずほ福祉助成財団からの助成金を活用した軽自動車が納車。かすみ会が運営する就労移行支援施設・つばきはらファクトリーが作っている菓子「和っふる」を配達する専用車として使われる。
 納車された車はスズキ製のエブリイで、側面と後ろには「和っふる」のイラストを描いたステッカーが貼られている。和っふるは滋賀県産の小麦や卵を使って、ふんわりとしたコクのある味が特徴。プレーン、レーズン、ココア、コーヒー、抹茶味があり、平成21年からやさいの里二番館、美浜館などで販売している。
 所長の桂田孝司さん(43)は「和っふるのステッカーを貼って走らせて、多くの市民の皆さんに知ってもらえるよう認知度を上げていきたい」と話していた。
 バレンタインデーに合わせて、つばきはらファクトリーは「和っふるセット」=写真=を販売。チョコレートとフルーツミックスの2個セットで、250円。10セット以上で配達も。申し込みは同施設☎(43)7222。

2017年2月3日金曜日

滋賀県立大学の高橋利斉(としまさ)さんが光と音を取り入れた新型カロム「HIKONE CARROM」を制作

 滋賀県立大学人間文化学部生活デザイン学科4年生の高橋利斉(としまさ)さん(22)=京都市=が、光と音を取り入れた新型カロム「HIKONE CARROM」を制作。1日から県大交流センター1階で始まる学科卒業研究・制作展で展示する。
 高橋さんは4年生になった昨年4月に初めてカロムの存在を知った。就職が電機メーカーに決まっていたこともあり、卒業制作には電機技術を取り入れた新型カロム作りを企画。5月からデザインと設計に乗りだし、7月から県大工学部の協力を得て制作してきた。
 完成した新型カロムは70㌢四方の大きさで、外側がステンレス製、盤上がベニヤ板に黒色のスプレーの塗布と研磨を30回ほど繰り返し、光塗料を塗った形で仕上げている。パック(コマ)が側面に当たったり、ポケットに入ったりすると青白く光り輝くほか、「ダダダダ」という音が鳴るのが特徴で、パックをポケットに入れると「ポケット イン」という音声も流れる。
 高橋さんは「カロムは子どもや高齢者がしているイメージがある。中間層の年代がバーなどでお酒を飲みながらカロムを楽しんでもらおうと思い、新しいバージョンのカロムを考案した」と話している。専用のインターネットサイトも作成した。アドレスは(https://www.hikonecarrom.com/)。
県大生の卒業研究・制作展
 県立大学生活デザイン学科の卒業研究・制作展が1日から5日まで交流センター1階で行われている。
 新型カロムのほか、「ゆとり教育を再考した小学生のための施設の提案」「理想の女性像を求めた中原淳一の研究」「歩きスマホの意識改善をはかる路上設置型マットの研究」などをテーマにした学生36人の卒業作品を展示している。
 開館は午前10時~午後6時。見学自由。

2017年2月2日木曜日

「国体主会場が県立彦根総合運動場」市民の半数以上「知らない」明らかに、スポーツのまちづくりを進める会(仮称)設置へ

 平成36年に滋賀県内で開催される国民体育大会・全国障害者スポーツ大会(以下、国体)の主会場が、松原町の県立彦根総合運動場になることを、市民の半数以上が「知らない」と答えていたことが市教委による市民への意識調査で明らかになった。
 市は国体に向けて市内のスポーツ振興を図るため、市スポーツ推進計画を今年度中に策定する予定で、25日に行われた3回目の策定委員会では18歳以上の市民2000人を対象に(回答は996人)スポーツ施設の利用状況やスポーツ行政に対する評価などについてたずねたアンケート結果を公表。
 国体が滋賀で開催されることについては「知っている」が48・5%、「知らない」が48・2%、主会場が県立彦根総合運動場になることについては「知っている」が43・2%、「知らない」が52・9%だった。主会場の彦根開催を半数以上の市民が知らないという実態が明らかになり、今後、市民への周知が必要になる。
 また、スポーツに関して満足度が低い取り組みとしては「全国レベルの大会が開催できる大型施設の整備・充実」「トップスポーツチームやアスリートとのふれあいの機会」「身近なスポーツ施設や設備の充実」の順番で、重要度の高い取り組みとしては「身近なスポーツ施設や設備の充実」「指導者の育成」「全国レベルの大会が開催できる大型施設の整備・充実」と続いた。
 策定委員会では事務局から計画の素案のたたき台が示されたが、そのうち推進体制の中で、スポーツ団体や市民、行政、学校・大学などによる組織「スポーツのまちづくりを進める会(仮称)」を設置する方針が示された。「進める会」では彦根市のスポーツをどのように振興するかの話し合いや、スポーツイベントを協力し合いながら、彦根をスポーツのまちにしていくという。
 今後は2月15日に4回目の策定委員会があり、市への提言、2月末から1カ月間のパブリックコメントを経て今年度中に計画を策定していく。

2017年2月1日水曜日

近江鉄道の電車に四つ葉のクローバーとハート型のつり革設置SNS上で話題

 近江鉄道の電車に四つ葉のクローバーとハート型のつり革が設置されており、ツイッターやフェイスブックなどSNS上で話題になっている。
 同社の鉄道部によると、平成24年7月に社内から企画が持ち上がり、それ以降に「極秘」に設置されるようになった。通常のつり革より10㌢ほど短く、四つ葉型はさやの部分にテントウムシがくっついた緑色のクローバーが付いており、つり手(つかむ部分)が黄緑色になっている。ハート型はさやとつり手ともピンク色だという。
 近江鉄道は1日18編成で運行しているが、どの車両に設置されているかは1カ月に1回、取り替える整備士しかわからないため、市民から問い合わせがあった場合も「幸せはご自身の手でおつかみください」と答えているという。
 電車内で幸運にも出会った人たちはSNS上で「ラッキー」「いいことあるかも」などのコメントを載せている。

複数の介護サービスを提供する施設「パナソニック エイジフリーケアセンター彦根駅東」オープンへ

 ショートステイ、デイサービス、訪問入浴など複数の介護サービスを提供する施設「パナソニック エイジフリーケアセンター彦根駅東」(安清東町)が23日、オープンを前にマスコミに公開された。
 パナソニックは平成10年に在宅介護の会社を設立し、昨年4月に介護事業会社のパナソニックエイジフリー(本社・大阪府門真市)を発足。全国150拠点で介護サービス、41拠点で介護施設と住宅、125店舗で介護ショップを運営している。
 県内では介護サービス付きの高齢者向け住宅を草津市内で運営しているが、在宅介護を行う拠点施設としては県内初で、ショートステイ、デイサービス、訪問入浴、訪問介護、居宅介護支援の複数メニューを提供する。
 施設は1422平方㍍の敷地に鉄骨3階建ての延べ約990平方㍍で建設。1階には127平方㍍の共同生活スペース、浴室、トイレ、リハビリや軽い運動、体操などができる機器が整備されている。2階と3階はショートステイ向けの個室が計20部屋あり、共同生活スペースもある。
 浴室は2室あり、カーテンの仕切りを設けてプライバシーに配慮し、床も滑りにくい構造にしているほか、個室部屋やトイレなどを含め、転倒防止のために段差を無くす工夫をしている。玄関には認知症の高齢者の徘かいを防ぐため、顔認証で入退出ができるシステムを取り入れている。キッチンには専門の調理スタッフを置き、高齢者に合った食事を提供していく。施設内の機器や内装の設備にはパナソニックの製品を採用している。
 定員はショートステイ20人、デイサービス40人で、サービスの対象地区は彦愛犬と米原(一部除く)。看護師や介護士など30人体制だが、今後、訪問看護などニーズに応じてサービスを拡充していく際には従業員数も増やす。
 代表取締役専務の北村光さん(48)は「ほかの事業者や行政の皆さんとも連携をしながら、地域の福祉を支える施設を目指していきたい」と話している。
 オープン予定は2月1日。問い合わせはパナソニックエイジフリー☎0120(874)872。