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2014年2月26日水曜日

彦根市の平成26年度当初予算案 過去最大の384億7000万円

 彦根市は24日、平成26年度当初予算案を発表。一般会計は民間保育所への措置費、紫雲苑の改築、JR稲枝駅整備、中学校給食の準備費などが増加したことで、前年度比5・3%増の384億7000万円と、過去最大の予算規模になった。国の消費税対策による簡素な給付措置(臨時福祉給付金)を除いても過去最大になる。
 一般会計の歳入は、自主財源の大半を占める市税のうち、所得が回復基調にあることから個人市民税が増加するほか、大手企業の増益により法人市民税の増収も見込まれ、また家屋の新増築や企業の設備投資増で固定資産税も増える見込み。
 国や県からの交付金など依存財源は、地方交付税が減少するものの、投資的経費の増加に伴う市債や国庫支出金が増加したことから、全体では増えるが、税収増などにより自主財源比率は前年度から改善し54・3%に。
 なお、特別会計(6会計)は介護保険事業や後期高齢者医療事業などの予算が増えたことで前年度比3・1%増の249億8600万円、企業会計(2会計)は病院・水道とも増加し同16・9%増の166億5700万円、一般会計を含めた総合計は同6・8%増の801億1300万円だった。
 借金にあたる市債は、前年度より16・4%増の36億3780万円の発行となったが、特別・企業会計を含めた26年度末の残高見込み(臨時財政対策債を含む)では前年度より約9億円少ない、約1027億円になる見込み。
 貯金にあたる基金は、総額で約15億6000円を取り崩す予定で、26年度の残高見込みは前年度より約16億円少ない70億円を予想。財政課は「基金がもつ本来の機能が発揮できなくなる」としている。
1万分の1で例えると・・・
 平成26年度一般会計予算案(表面で詳細)の総額約385億円を、1万分の1の年収385万円の家計に例えると次の通りになる(以下、単位はいずれも万円)。
 【収入】▽給料(市税、交付税など)=240▽補助金(国・県からの支出金)=85▽銀行からの借金(市債)=36▽定期預金の解約(繰入金)=15▽そのほか(財産収入など)=9。
 【支出】▽生活費(人件費、扶助費など)=250▽仕送り(繰出金)=57▽ローンの返済(公債費)=35▽家の増改築など(投資的経費)=42▽貯金(積立金)=1。

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