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2013年4月20日土曜日

彦根市長選 あす21日投票へ3候補最後の戦い

 彦根市長選挙は21日の投票を前に、きょうが最後の戦いになる。立候補しているのは国会議員元秘書の有村国知候補(38)=外町、元県議の大久保貴候補(49)=三津屋、現職の獅山向洋候補(72)=城町。選挙戦を振り返りながら、各候補が訴えた内容、陣営幹部の言葉、最終日の戦い方を紹介する。
 有村候補は、子ども時代に通った彦根のまちが今よりも輝いていたとし「こんなもんじゃない彦根」「滋賀の彦根から、日本の彦根へ」をキャッチコピーに掲げた選挙戦を展開。全国から修学旅行生を招く、彦根城周辺等の歩行者天国を実施する、彦根市教育会議を設置するなどの政策を訴えた。西村久子選対本部長は「彦根を変えたいという思いで戦ってきた。政策集を見てもらって、彦根を変えたいという人は是非、投票所へ」と話している。19日にはみずほ文化センターで決起集会を開催。20日は終日、街頭演説を行うほか、午後3時~パリヤ前に応援弁士が来るという。
 大久保候補は、介護、医療、子育て支援など、得意分野の福祉を重要政策に置き、「全国一の福祉モデル都市にする」とPR。また県との連携姿勢を強調し、彦根城の世界遺産や企業誘致などを目指す考えを示した。支持者には民主党系の議員がついたが、「党派にはこだわらない『市民党』」と、政党色を無くすことにも努めた。植田洋一選対本部長は「厳しい選挙戦の中、地道に訴えを広めてきた。危機意識をもって最後までやり抜きたい」と語っていた。20日は全域に街宣カーを走
らせるほか、重点地域を絞って回る。
 獅山候補は告示前後に、対立候補批判、政策集、4年間の実績の3枚のビラを配布または新聞折り込みし、市民に支持を呼びかけた。政策では「健康」を最初に掲げ、ラジオ体操、健康マージャンなどを並べた。72歳という高齢に対しては「体年齢はまだ50歳代後半だ」と健康をアピールしている。小林武後援会長は「支持してくれている市議11人を中心に各地域を回っており、基礎票や獅山ファンの票は固めることができた」と述べていた。19日に彦根商工会議所で決起集会を開催。20日は街宣を中心に活動する。
投票率は過去最低か
 今回の市長選の投票率は、戦後の混乱期を除き、事実上の過去最低だった前回(平成21年4月26日)の44・89%を下回る可能性がある。今月13日時点の有権者数が8万8515人。
 ただ、期日前投票は17日時点で1165人と、前回(734人)を上回っている。
ひこにゃんも啓発
 市長選の街頭啓発が17日に市内5カ所の大型量販店で行われ、彦根市明るい選挙推進協議会のメンバーや市職員ら25人が各所に分かれて、ポケットティッシュや折り紙を配った。アルプラザ彦根前には、ひこにゃんも参加し、一緒に配布した。
のぼり旗 折られる
 彦根市役所の玄関前通路にあった市長選の啓発用ののぼり旗が折り曲げられているのを、18日午前7時20分ごろ、出勤してきた警備員が発見。彦根署では器物損壊の疑いで調べている。
 同署や市によると、同所に設置されている8本ののぼり旗のうち3本のポール部分(600円相当)が抜き取られ、くの字に折り曲げられて放置されていたという。前日午後9時半ごろは異常なかったという。

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