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2012年12月15日土曜日

衆院選あす投開票、滋賀2区の4人も最後の訴え

 衆院選はいよいよ16日に投開票を迎える。滋賀県第2選挙区には、共産党新人の中川睦子(54)、みんなの党新人の世一良幸(52)=日本維新の会推薦、自民党元職の上野賢一郎(47)=公明党推薦、民主党前職の田島一成(50)=国民新党推薦=の4候補が出馬しており、きょう15日は各陣営とも総動員して最後の訴えを行う。
 中川候補は共産党の政策である原発即停止、消費増税阻止、TPP反対を重点的に唱えてきた。民主党に対しては「消費増税を決め、沖縄にオスプレイを配備し、福井の大飯原発を再稼動させた」、自民党・公明党には「(民主党と)一緒になって消費増税を決めた」と批判を展開した。15日は彦根市内を回る。
 世一候補は「民主党は考えの違う者同士の寄せ集め集団で、労働組合が支持母体」「自民党は派閥、世襲がばっこし、各種団体とつながりがある利権政治」などと非難し「みんなの党はしがらみや利権がまったくなく、企業献金ももらっていない」と清潔さをアピール。また官僚支配による中央集権体制の打破を特に訴えてきた。15日は午前中に彦根、午後に長浜地域を街宣する。
 上野候補は「民主党政権で経済、外交がボロボロになった」と指摘し、金融緩和をはじめとした経済政策や日米同盟の再強化など外交・安全保障戦略を掲げ「今の体制を白紙に戻し新しい体制を」と支持を呼びかけてきた。また、自民党の世代交代が進んでいることをPRして新鮮味を出した。15日は彦根を中心に湖東全域を巡って、夜に彦根ビューホテルで決起集会を開く。
 田島候補は「民主党でもなく、自民党でもなく、第三極でもない」と、市議、県議、国会議員と22年間の議員生活としての実績を強調してきた。キャッチコピーの「現場主義」をあげながら、この3年間の民主党政権を「自民党政治のうみを出し切る途中だ」と改革がまだ道半ばであることを示してきた。15日は区内全域で「桃太郎」などを行い、最後は彦根を回る。
期日前投票はきょうまで
 衆院選の期日前投票はきょう15日まで。彦根市内では市役所と稲枝支所で、犬上郡では各町役場で、午前8時半~午後8時(稲枝のみ午後5時まで)に受け付けている。
 市選管によると、市内では12日時点で3130人(男1617人・女1513人)と、前回の同時期の4589人と比べてかなり少ない。

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