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2012年10月23日火曜日

彦根翔陽高への新校 増築費10〜15億円 耐震補強時は8億円

 県教委が発表した県立高校再編計画案では、彦根西高と彦根翔陽高を統合して翔陽高内に新校を設置する案が示されているが、県教委は17日に文化プラザで開いた保護者対象の説明会で、新校設置時の施設建設費が10億~15億円かかるとの試算を初めて示した。
 西高OBからの「翔陽高への施設増築と校舎の耐震補強とでどれだけ費用の違いがあるのか」との質問に、県教委は「新たな教室、家庭科室、職員室など4階建ての鉄筋造りの建物を増築した場合で約10億円あまり。そこに体育館や大講義室などの整備を足していくと15億円ほどになる」と述べ、耐震補強の場合は「両校で約8億円」との試算を示した。また現在の翔陽高の15クラス・25の教室から、統合により27クラスにした場合の教室数については「36の教室が必要と考えている」とした。
 翔陽高のPTA関係者からの生徒数の増加による教室数や教員数が不足することと登下校時の交通安全対策の指摘に、県教委は「しっかりと対応できる面積や環境を考えていき、教員の数も授業ができるよう配置したい」「学校の前の道路は市道のため、彦根市と相談しながら対応していきたい」と答えた。
 彦根西高や湖北の統合対象校・長浜北高の跡地利用に対する質問に、県教委は「現在の地域コミュニティが崩れることがないよう、まちづくりについても市と決めていきたい」と述べた。
 今後の彦根での説明会は、保護者対象が▽25日午後7時~稲枝地区公民館▽11月2日午後7時~河瀬地区公民館、県民一般対象が▽11月4日午後2時~ひこね燦ぱれす。また計画案に対する意見は11月15日までに県教委教育総務課へ。問い合わせは同課☎077(528)4513。

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