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2012年4月12日木曜日

ワールド・ミュージック・トリップ2012第1弾・フィンランドのフリッグ

 世界各国の音楽ライブを楽しむ「ワールド・ミュージック・トリップ(WMT)2012」の第1弾が7日、文化プラザで開かれ、フィンランドの7人グループ・フリッグが北欧の伝統楽器・フィドルを使って陽気な曲を奏でた=写真
 フィドルは、北欧の農村部の収穫祭や結婚式で弾かれていたバイオリン。フリッグのメンバーのうち4人がフィドル奏者で、コンサートではテンポが速く、明るい曲調を呼吸ぴったりで演奏し、曲ごとに約150人の観客からは大きな拍手が沸き起こっていた。最後には、前座を務めた日本の若手北欧バンド・ドレクスキップも加わり、計11人が壇上で演奏すると、スタンディングオベーションをする観客もいた。
 WMTの第2弾は6月16日午後3時~。フィンランドのハーモニカバンド・スヴェング。一般3900円、会員3300円、登録学生2000円。問い合わせは文プラチ☎(27)5200。
世界へ旅気分
 フィンランドのグループ・フリッグのコンサートは、音楽に関して愚鈍な小生も非常に楽しませていただいた。
 北欧には一度も訪れたことはないが、のどかな生活の中にも陽気な風情を想像させてくれる曲調であった。また、さすが教育先進国として知られるフィンランドらしく、奏者に対しては知的で思慮深さも感じられた。
 一方で小生を含めた観客(日本人)は、盛り上がることへの照れくささがあるのか、手拍子や拍手をするにしても、ぎこちなさがあり、奏者のフリッグ側から手拍子などを求める場面もあった。
 自己主張を控えるのもまた、いかにも日本人らしいが、いずれにせよ、世界の音楽や風変わりな楽器の演奏を聴くことができる機会はそうはない。次回はフィンランドのハーモニカ集団。一緒に盛り上がるも良し、静かに聴くのも良し。世界へ旅した気分を少しでもいかが・・・。(山田)

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