2011年11月30日水曜日

橋下徹首相待望論

 大阪市長選で前府知事の橋下徹氏が圧勝したが、小生は大阪市民は先見性のある極めて賢明な選択をしたと確信している。
 同市長選の告示前、橋下氏に対しては三流メディアである週刊誌が扱き下ろし、対抗馬の平松氏には民主、自民のほか、共産までものいわゆる既存政党がこぞって支持にまわった。
 そのような、一応の逆風の中での選挙戦を橋下氏が制した要因は何か。一つには既存政党の組織力が無くなっていることがあるが、二つ目には経済をはじめとして低迷する大阪の改革を求める市(府)民の意思表示であり、三つ目には行政機関の聖域に容赦なく切り込むという元来の政治家たる姿への羨望であり、四つ目には日本という国家を鳥瞰図的に眺めた場合の東京一極集中からの脱却の必要性への気づきであろう。
 以上の総合的な政策が、橋下氏率いるローカルパーティー・大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」であり、府と大阪市、堺市で審議中または再提案される職員基本条例と教育基本条例である。
 橋下氏は当選後の会見で「政治がだらしなかった部分はあるが、行政は政治を軽く見ている」「行政が政治の場に踏み込んでおり、政治化している」と述べ、公務員制度改革と行政意識改革を徹底的に進める考えを示した。
 現代の日本の政治と行政を比した場合、この表現は極めてまっとうであり、どこの地方議会、いな官僚に言われるままの国政にもあてはまる。つまりは、国会議員や県・市町議員よりも、官僚や県・市町職員の方が能力的に優れ、行政の意のままに政治も支配されているということだ。
 しかし、橋下氏らの政治家とほかの大多数の議員との違いは、政治家の基本姿勢である自己よりも他者に重きを置くという志のもとで、時流に乗った信ずるべき政策を頑として貫く信念をもち、そしてそれを実行する突破力である。
 橋下氏に対しては、ポピュリスト的だの独裁者だのと、出る杭を打つ者たちや、やっかむ者たちが論じているが、国民はそんなにバカではなく、政治家に対してこれまでに何度も騙されているため、大衆迎合型か真の政治家かの区別をつける能力を備えつつある。
 また橋下氏の改革は既存の概念を独断で破壊するという意味で、「独裁」の危険性が含まれているが、今の日本には橋下氏のように、ある政策のために議論を重ねた上で実現していくという独裁スタイルは必要である。
 今回の大阪秋の陣は何も大阪市(府)民の選挙ではなく、日本国民の声を大阪市(府)民が代弁した選挙である。
 政治の無能さ、経済の低迷、官僚支配構造の定着・・・、日本は危機的な状況にあるが、大阪市(府)民が橋下氏の突破力に期待したように、国民も政治家の決断を求めている。
 橋下氏には大阪都構想を始めとした各政策を進めていただきたいが、「けり」がつけば、是非、国政の場で活躍していただきたい。大阪都構想の実現には国の法律を改正する必要があり、橋下氏も維新の会から候補者を擁立する意向を示している。分岐点にあるこの国の行方に、小生はこの気骨あふれた革命児に大いに期待している。      【山田貴之】

袋町探索ウォーク 環人ネット企画、料亭・小島 戦國丸など見学

 彦根市の飲食店街・袋町を巡る「遊里・貸座敷探索ウォーク」が26日に行われ、県内外から約20人が参加した。まちづくりを担う人材を育成する滋賀県立大学(彦根市八坂町)のプログラム「近江環人」のOBで組織のNPO法人・環人ネットが、元遊郭だった歴史のある袋町を歩きながら学ぼうと企画した。
 一行は、県立大学大学院博士後期課程の坂下弘徳さんの説明を聞きながら、花しょうぶ通り商店街や袋町一帯を散策。元銭湯だった街の駅・戦國丸では坂下さんが「遊郭とお風呂はセットとして使われていたのだろう」などと当時の歴史を振り返りながら説明した。
 袋町の通り沿いにある料亭「小島」では、坂下さんが「県内の遊里」について発表した後、女将から袋町の遊郭時代の思い出話を聞いた。
 県立大1回生の矢野彩夏さん(19)=長浜市=は「彦根にいても、こんなに古い町並みが残っていることは知らなかった。どこを見ても新鮮だった」と話していた。

2011年11月28日月曜日

巨石の写真のカレンダー製作 須田郡司さん、売上で被災地へ送る

 世界中の巨石を撮影している写真家・須田郡司さん(49)=彦根市松原2=が、巨石の写真を掲載した来年のカレンダーを製作。売上金を活用して東日本大震災の被災地に送ることも計画している。
 須田さんは震災後の5月と10月に被災地を訪れ、仮設住宅をまわりながら、「自分にできることは何か」との思いにかられ、カレンダーを送ることを企画。
 カレンダーでは、オーストラリア、モンゴル、インド、エジプトなど須田さんが訪れた世界各国の巨石の写真を表紙と月ごとにカラーで掲載。それぞれの石の解説文も載せている。
 須田さんは「石がもっている存在感やエネルギーを被災地の皆さまに届け、少しでも元気になっていただければと思う」と話している。
 カレンダーは販売用と被災地に送る用として200部ずつ用意。B4判二つ折り。1部1000円(送料込み)。須田さんのホームページからと「ほっこりカフェ朴」(尾末町)で購入できる。

2011年11月27日日曜日

彦根ユネスコ協会設立へ 彦根城世界遺産目指し、国宝四城世界遺産登録推進会議も

 彦根市は、彦根城などの世界遺産登録を目指し、彦根ユネスコ協会を今年度中に設立すると発表。また姫路を除く彦根・松本・犬山の3市と「国宝四城世界遺産登録推進会議」(仮称)の発足を目指すことも示した。
 ユネスコは国際平和と人類の福祉向上を目的に昭和21年に創設された国際機関。県内でのユネスコ協会の設置は長浜に続いて2例目で、貴重な文化財や自然環境を守り、国際理解と世界平和につなげていくというユネスコの精神に基づき、彦根城や旧城下町などの文化財や自然環境を守る活動を進める。市内4大学や彦根商工会議所、彦根観光協会などからの21人で発起人会を発足させ、来週29日に第1回の会合を開き、来年2月11日に設立総会を開く予定。
 シンポジウムや小中学生の絵画展など世界遺産を守る活動のほか、書き損じはがきの回収で得た資金で発展途上国を支援する取り組みや自然保護など未来遺産の運動を展開していく。
 一方で彦根城の世界遺産に関して市は、庭園や旧城下町を含める単独案のほか、すでに世界遺産に登録されている姫路城を入れた国宝四城案を進めている。市は単独案と並行しながら国宝四城案をより進めるため、来年夏ごろの国宝四城世界遺産登録推進会議の設立を目標に、姫路を除く3市で来年3月に準備会を発足し松本市で記念講演会を開催する方針。

2011年11月26日土曜日

ひこね丼 優秀作3点決まる 彦根の名物へ、来年1月14日〜ひこね丼祭

 彦根市民らが地元食材を使って考案した「ひこね丼」選手権の二次(最終)審査が22日、彦根市南地区公民館であり、上位3作品が選ばれた。
 B級グルメが全国的に人気となっており、彦根市でも市制75周年を記念し、ひこね丼を募集。9月27日の一次審査では、応募のあった204点のレシピから入賞となる10点が選ばれた。
 二次審査では、入賞者10人が実際に作った丼を獅山市長や北村昌造彦根商議所会頭ら28人が試食し投票。その結果、牛すじ肉と温泉卵入りの「ひことろ丼」、すじ肉をみそダレで味付けした「ひこね赤鬼(せっき)どん」、赤こんにゃくに彦根藩の「井」をえがいた「ひこねの赤どん」が優秀賞となった。
 ひことろ丼を作った団体職員の川口早織さん(30)=平田町=は「まさか私が、という気持ち。多くの人が一口でも食べて、気に入ってもらえれば」、ひこね赤鬼どんの飲食店経営・松本和男さん(56)=戸賀町=は「素直にうれしい。ご当地丼として選ばれた以上、責任を感じる」、ひこねの赤どんの会社員・竹井雅樹さん(38)=大薮町=は「素人なのでまさか選ばれるとは思っていなかった」と話していた。
 ひこね丼選手権で上位10点に入った丼は、来年1月14日に希望の飲食店や宿泊施設などが作った丼が四番町スクエアで弁当として販売(一部来月~)。同日から3月末までは各店のうち3店で丼を食べ、はし袋を応募するとひこにゃんハンカチが贈呈されるキャンペーン「ひこね丼祭」も実施される。問い合わせは市商工課☎(30)6119。

長浜 高島 米原 彦根の4市長と関西電力・日本原子力発電・日本原子力研究開発機構が初協議

 福井県内の原発から10~50㌔圏内に入る長浜、高島、米原、彦根の4市の首長と、原発を管理する関西電力、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構の3事業者が24日、彦根市役所で原発の対策について最初の意見交換をした。
 4市は震災後の4月22日に、原発の安全対策や情報提供などを求める申しれを3事業者に行い、9月6日にその回答を受け取っていた。
 意見交換では、大飯(おおい)発電所を運営する関電、敦賀発電所を管理する日本原子力発電、もんじゅを経営している日本原子力研究開発機構の担当者が、原発についての▽安全確保対策▽今後の対応策▽シビアアクシデント(設計基準を超える事故)への対策▽ストレステスト(想定を超える外圧に対する頑丈さ)への評価―を報告。
 長浜市の藤井勇治市長と高島市の西川喜代治市長は「安全協定を締結するべきではないか」と求め、担当者は「まずは原子力への信頼をいただくことであり、安全への見直しが必要。今後も窓口間で状況を説明していきたい」との返答に留めた。このほか、藤井市長は「想定外という言葉は無責任な言葉で、想定外のことを想定した努力を進めてほしい」と要望した。
 また米原市の泉峰一市長の「建設から40年を経過し長期点検中の原発は廃止しては」との提案には、「メンテナンスを徹底的にして、地元や関係機関の理解を得ていきたい」と、廃炉にする考えはないことを強調した。
 獅山市長は「東北の沿岸でなぜ福島第一原発だけで事故が起こったのか」と質問。担当者は「国が調査をしており、結論は出ていない」と答えた。

2011年11月25日金曜日

殺処分前の犬猫の写真展 中畠由佳子さん滋賀県動物保護管理センターで撮影

 捨てられて殺処分を待つ犬や猫を撮影した写真展が、26日まで彦根市本町のスミス記念堂で開かれている。
 彦根市の中畠由佳子さん(35)が、昨年10月から県動物保護管理センター(湖南市)で撮った犬の写真12点と猫の2点、処分されバケツに入れられた動物の骨、施設内など計19点を展示している。中畠さんは「飼っている人は、動物が天寿を全うするまで面倒をみてほしい。どんな理由があろうと、捨てないでほしい」と話している。入場無料。午前11時~午後5時。午後3時~は小型ハープの演奏会も。手作りリースなどを販売しており、売上は動物の里親探しをしている団体に寄付する。

2011年11月24日木曜日

夜回り先生・水谷修さん熱弁「子どもは叱るよりも褒めよう」

 児童虐待防止月間のイベントの一環で20日、夜回り先生として知られる水谷修さんの講演会がビバシティホールで開かれ、水谷さんは、非行に走ったり、薬物中毒となった若者を更生してきた経験談を紹介しながら、子どもとの接し方をアドバイスした。
 水谷さんは、いじめられたり、不登校になったり、非行に走る子に共通している点として、子どもの前で父親や母親が陰口を言ったり、夫婦げんかをしていることをあげ、「これでは人を信じなくなり、心を病んでしまう」と解説。現代の大人が子どもを褒めることよりもしかることが多いことにもふれ、「しかられることで、子どもは追い込まれて不登校になったり、非行に走ったりする」「子どもの生きる力を奪っているともいえ、1日10個褒めるという家庭・学校づくりを」と提案した。
 夜に眠れない子どものそばには必ず、携帯電話(メール)やインターネット環境があることを指摘し、「親が何の管理や指導をしないで子どもに与えることは、3歳児に包丁を持たすよりも危険だ」と警告。「メールやネットの言葉で真の友情や愛情が生まれるはずがなく、他人を傷つけることで心を病む」「心を病ませないためには体を疲れさすことが必要だ」と述べ、子どもにメール・ネットをさせない環境づくりと体を動かす運動をすすめた。
 講演会は彦根市が主催し、保護者や教育関係者、中学生ら360人が参加した。

2011年11月23日水曜日

平和堂 丸善を買収へ 全43万株取得方針

 平和堂(本社・彦根市小泉町)は18日、彦根市など県内で8店のスーパーマーケットを経営する丸善(本社・豊郷町高野瀬)を買収する方向で合意したと発表。すべての株式を取得した後、完全子会社化する方針だ。
 丸善は昭和27年12月に設立され、現在は豊郷町や彦根市小泉町=写真、東近江市、守山市などでスーパーマーケットを経営。代表取締役は久木康裕氏。資本金4億3000万円。従業員はパートを含めて280人。今年8月期の売上は72億6900万円。発行済株式総数は43万株。
 平和堂は滋賀県を中心に京阪神、北陸、東海地区などで132店舗を所有しているが、「県内での店舗網を充実させて、お客様満足度をさらに高めるため」丸善を買収することにした。
 平和堂と丸善は今年8月から協議を進め、今月18日に基本合意書を締結した。平和堂は丸善のすべての株式を取得する予定。丸善の名称の継続や買収時期については「未定」としている。丸善の8店や従業員の雇用は継続させる。

狂言アマチュア団体・彦根伊呂波会メンバー 訪欧公演で流す映像撮影で被災地訪問

 東日本大震災の被災地支援の返礼を兼ねて、来年1月にフランスとベルギーで狂言を公演するアマチュア団体「彦根伊呂波(いろは)会」(小澤祥子会長)のメンバー2人がこのほど、福島県相馬市と南相馬市を訪問した。
 岩手県出身の小澤会長には震災後、パリやベルギー在住の友人から励ましのメールが届いたため、その礼を兼ねて狂言の公演を企画。来年1月22日から2月2日まで滞在し、現地では被災地の映像も流す予定。
 撮影のため被災地を訪れたのは、中薮町の元市議・辻橋正一さん(64)と野田山町の元朝日新聞記者・中村憲一さん(64)。市の一部が原発から20㌔圏内の南相馬を目指し、今月14日夜にバスで出発。大宮(埼玉県)からレンタカーを走らせて翌日昼過ぎに相馬市に到着し市内をまわった後、16日には南相馬市を訪れた。
 中村さんによると、津波の被害にあった沿岸では、かろうじて残った廃屋に花束が置かれ、港近くには壊れた漁船が積み上がられ、田畑や国道沿いには打ち上がられた船が何隻も残っていたという。
 テレビや地元紙では、市内の川の土砂や水田17地点から高い放射性物質が計測されたと報道。仮設住宅に住む仕事の無い人たちが、国の補助事業として田んぼのがれきなどを取り除く作業にもあたっていたという。
 中村さんは「震災から8カ月が経っても、大きな被害が残っていて驚いた。津波被害からの復興は徐々に進んでいたが、放射能汚染に対する不安は、むしろ大きくなっているようだった」と話していた=写真はいずれも中村さん撮影

2011年11月22日火曜日

滋賀県立大学次期学長予定者に大田啓一氏

 滋賀県立大学は18日、次期学長(理事長)の予定者に、現副学長の大田啓一氏(69)を選んだと発表した。
 大田氏は名古屋大学大学院農学研究科博士課程卒。名大地球水循環研究センター助教授など経て、平成14年10月・滋賀県立大学環境科学部教授、同18年4月・同学部長、同21年4月に県大理事・副学長に就いていた。専門は環境動態解析。
 現学長の任期満了に伴い、今月14日に行われた理事長選考会議で選ばれた。任期は来年4月1日から3年間。

2011年11月20日日曜日

全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権大会で滋賀県選抜・男子が優勝、彦根南中3人も

 彦根南中学校フィールドホッケー部のメンバー3人が入っている滋賀県選抜チーム・男子が、このほど福井県内で開かれた全国大会で優勝し、2年ぶり3回目の日本一に輝いた。
 南中のメンバーは、いずれも2年生の亀崎信一君、沓水悠馬君、山本健悟君。大会は都道府県対抗11人制で、20チームが出場した。
 昨年3位だった滋賀県選抜チームは、予選と決勝リーグを順当に勝ち進み、準決勝の岩手との戦いは同点でペナルティストローク(PK戦)までもつれ込んだものの辛勝し、決勝では島根と対決。1対1で突入した後半に、亀崎君が追加点を入れ見事、優勝した。
 準決と決勝を見た保護者によると、「手に汗握る戦いで、子どもたちは最後まで集中力を切らさず、どこまでもボールを追い続けていた心に残る試合だった」という。
 なお南中2年生の戸田千尋さん、尾田朋香さんが入った女子の滋賀県選抜チームも3位だった。

2011年11月19日土曜日

滋賀大学オーケストラ部 定期演奏会、ひこね市文化プラザで

 滋賀大学オーケストラ部は20日午後2時~文化プラザグランドホールで開く定期演奏会に向けて、練習している。
 28回目の今年は部員約60人とOBら10人が参加。弦楽器と管楽器の各パートに分かれ、3月から練習。演奏会では、ニコライ「喜歌劇・ウィンザーの陽気な女房たち」、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」、ベートーヴェン「交響曲第5番・運命」を披露する。広報担当で3回生の川上麻衣さん(20)は「1年の集大成として努力してきた私たちの演奏を是非、聴きにきてほしい」と話している。大学生以上500円、中高生300円、小学生以下無料。チケットは文化プラザなどで、当日会場でも販売。

舟橋聖一文学賞・夢枕獏さん大江戸釣客伝、舟橋聖一顕彰青年文学賞最優秀・小川練さん


 舟橋聖一顕彰の入賞者が17日発表された。受賞者は次の皆さん。【舟橋聖一文学賞】▽舟橋聖一文学賞=夢枕獏(60)東京都渋谷区・「大江戸釣客伝 上・下」(講談社)。【顕彰青年文学賞】▽最優秀=小川練(30)北海道樺戸郡・「song for you」。【顕彰文学奨励賞】▽小学第1席=新井鈴花(10)外町・佐和山小5年▽中学第1席=寺村那歩(12)後三条町・河瀬中1年▽高校第1席=板谷崇央(18)長浜市・彦根東高3年。

2011年11月18日金曜日

彦根出身の画家・並河冨美代さん ギャラリーコジマで絵画展

 彦根出身の画家・並河(旧姓・今西)冨美代さん(75)=大阪府高槻市=の作品展が銀座町のギャラリーコジマで開かれている。
 並河さんは旧芹橋8丁目出身。彦根東高時代から美術部に所属し、京都市立美術(現・芸術)大学では西洋画を学んだ。以降、東京や大阪など近畿地区で個展やグループ展を開催している。
 1999年の東京での個展で桜やつばきを描いたのを機に、「花や木の魅力にひかれた」ことから、樹木などの絵を主に描いている。
 作品展では、つばきや桜、太陽の光が注ぐ木々などの樹木の絵のほか、彦根城天守の作品など計38点を展示。開館は午前10時半~午後6時だが、最終23日のみ午後5時まで。木曜休館。平和堂銀座店の駐車券あり。

銀座芝居小屋オープンへ

 彦根市銀座町に18日、ライブやコンサートなどの会場として使用できるコミュニティ広場「銀座芝居小屋」(仮称)がオープンする。
 旧ペットショップだが、2階は旧ジャズ喫茶として使われていた。彦根銀座商業組合では商店街の活性化を目的に芝居小屋の設置を企画。
 その第一弾として、▽18日=午後1時~笑福亭純瓶と桂福丸による落語(800円)、同3時~県立大学能楽部による狂言と能(500円)、同5時~mansiによるキーボード弾き語り(300円)▽19日=午前11時~落語(800円)、午後1時~首藤さとこのキーボード弾き語り(500円)、同5時~ジャズライブ(600円)▽20日=午後1時~アコースティックギター弾き語り(300円)、同3時~赤紫ギャングスのライブ(500円)、同5時~西村番長らによるレコード話と蓄音機を聴こう(300円)。
 いずれも100円か300円のクーポン券付き。チケットは十八番フルーツ、太田書店、マルイケで。当日はカフェもオープンする。

2011年11月17日木曜日

復興ピアノ提供した井上晃雄さんの妹・太田良子さん、スミス記念堂の演奏体験に感動

 東日本大震災で宮城県石巻市の海に沈んだものの、引き上げられて修理された楽器店経営・井上晃雄(てるお)さん(82)のピアノの演奏体験会が13日、彦根市本町のスミス記念堂で開かれた。会には井上さんの妹・太田良子さん(80)=写真=も東京から駆けつけ、ピアノの音色を聴いていた。
 このピアノは、彦根市尾末町のピアノ教室講師・寺村邦子さん(56)が井上さんから譲り受けたもの。震災後の4月初め、寺村さんがテレビで被災地の海にピアノなどが沈んでいる映像を見、「1台でも救いたい」との思いにかられ、連絡がついた井上さんの店から寺村さんに届けられることになった。
 井上さんの店はピアノを初め、50種類前後の珍しい民俗楽器が流された。ピアノはその後、ボランティアなどの手によって海から引き上げられ、修理後には「復興ピアノ第1号」として石巻市内で開かれた祭典に登場。9月末の台風15号で一部が浸水する被害にもあい、再修理を経た10月9日に寺村さん宅に届いた。
 寺村さんは、「復興ピアノ」を多くの人に弾いてもらおうと演奏体験会を企画。当日は小学生から高齢者まで約50人がピアノを演奏した。多賀小5年の堀川紗也華さん(11)は「海に沈んでいたピアノがここにあるのはすごいと思う。演奏は恥ずかしかったけれど、うまく弾けた」と話していた。
 井上さんの代わりに訪れた太田さんは、「温かみのある音に感動した。彦根の皆さんに愛されていることを兄が知れば、涙を流して喜ぶと思う」と感慨深げに話していた。
 寺村さんは来年3月に、復興ピアノを使ってギネス記録に挑戦する。

2011年11月16日水曜日

いしだみつにゃん ひこね芹川駅の名誉駅長に

 近江鉄道は、石田三成のゆるキャラ・いしだみつにゃんを、ひこね芹川駅の名誉駅長に就任させることにし、13日に同駅で任命式を開いた。記念乗車券やグッズも同日から発売している。
 同駅は、みつにゃんが拠点としている花しょうぶ通り商店街のひこね街の駅「戦國丸」に近く、城下町への観光客の周遊にも役立っている。また4月で開業3年を迎えたことから、「三(年目)で成る」にちなんで、みつにゃんを名誉駅長にすると共に、ゆるキャラの聖地にもしたい考え。
 任命式では、近江鉄道彦根駅の古澤初雄駅長(49)からみつにゃんへ任命書とタスキが贈られ、看板(高さ約170㌢×横270㌢)の除幕式が行われた後、発車する電車の前でみつにゃんが「出発進行」の初仕事をした。今後は佐和山周辺での近江鉄道や同商店街などのイベントにタスキをかけて登場する。
 記念乗車券(ひこね芹川駅・愛知川駅の往復)は800円。グッズはキーホルダーとマグネットで500円。彦根駅、米原駅、八日市駅などで。問い合わせは同社運輸課。

2011年11月14日月曜日

松居清恵さん彦根・長浜の町並みスケッチ画 絵はがきに

 彦根市栄町の松居清恵(きよしげ)さん(62)は、彦根城内や城下町、市内大学、長浜などの町並みを描いた絵はがきを作成。彦根・長浜両市内で販売している。
 松居さんは5年前からスケッチ画を始め、昨春には妻の直子さん(57)と二人展を醒ヶ井で開催。その後、彦根城天守閣、櫓、夢京橋キャッスルロード、辻番所、滋賀大、県立大、彦根東高、鳥居本駅舎など彦根市内のほか、黒壁ガラス館、盆梅展、北国街道、木之本地蔵など長浜市内でスケッチ。
 2種類のひこにゃんのイラストを載せたものを含め62種類を絵はがきにした。販売場所は夢京橋あかり館、彦根城二の丸の売店、四番町スクエアのひこね街なかプラザ、長浜の文泉堂などで。1枚120円~。

2011年11月13日日曜日

芹川けやきの愛称・けやき道のフレーズ募集

 彦根市は15日から、芹川左岸のけやき3本の愛称と、けやき道に関する四季のフレーズ(うた)を募集する。
 対象のけやきはいずれも樹齢約350年で、▽大王の風格▽角のような枯れ枝▽大穴が特徴。カラー写真は市のホームページに掲載しているほか、対象樹木には看板なども設置。フレーズは季節をイメージしたものにすること。
 応募用紙に必要事項を記入し、市道路河川課に郵送するか、彦根観光協会・市観光案内所・現地に設置の応募箱に投函。12月15日午後5時必着。応募用紙は同課、稲枝支所、各出張所、彦根観光協会、市観光案内所、現地に。愛称とフレーズの採用者の発表は来年1月中旬。採用者には賞状と賞品、応募者にも抽選で参加賞あり。問い合わせは市道路河川課☎(30)6122。

2011年11月12日土曜日

岩手・三陸鉄道応援乗車券、近江鉄道発売

 東日本大震災の発生から8カ月を迎えた11日に、近江鉄道は被災地・岩手県の三陸鉄道を支援する「応援乗車券」の販売を開始した。
 その日は1が6つ並ぶことから、「『いい』がたくさんある事を願って」発行。券の名称は「11.11.11 がんばろう!三陸鉄道応援乗車券」。三陸鉄道と近江鉄道の被災地支援列車「ほほえみ号」の車体が写っている二つ折りの紙製の入れ物(縦14・8㌢×横20㌢)=写真=に、彦根・米原の往復券(2枚・580円分)と三陸鉄道の盛から三陸行きの券(1枚・520円分)が入っている。
 1セット1100円。発売場所は彦根、米原、八日市など6駅と通販で。来年3月31日まで。問い合わせは同社運輸課へ。

2011年11月10日木曜日

琵琶湖森林づくりパートナー協定 中島商事と愛荘町の秦川山生産森林組合

 彦根市川瀬馬場町の住宅設備業・中島商事と愛荘町の旧秦荘地区で森林整備をしている秦川山生産森林組合が、琵琶湖森林づくりパートナー協定を締結。7日に県庁で調印式が開かれた。
 琵琶湖森林づくり条例に基づき、企業と森林所有者とが協定を締結し森林整備を進める取り組みで、企業からの費用や労働力の提供により、間伐や枝打ちなどの整備がされる。地域住民も保全活動に加わるため、企業にとっては住民との交流を進めることもできる。平成16年4月の条例施行以降、今回で14件目。
 調印式では、同社の中島久善・代表取締役と同組合の小林正征組合長が、嘉田知事と村西俊雄愛荘町長立ち会いのもと、協定書にサインした。
 中島社長は「今後も地域の森林環境の保全や県産材の利用促進に取り組みたい」、知事は「旧秦荘の森林は琵琶湖に注ぐ宇曽川の上流に位置し、琵琶湖と源の森林がつながるような活動に期待している」と話した。

2011年11月9日水曜日

夕張希望の杜理事長・村上智彦さん「地域医療守るのは住民次第」、彦根市の地域医療を守る会主催

 夕張希望の杜理事長で地域医療の専門家として知られる村上智彦さん(50)が5日、「市民自ら守り支える地域医療」をテーマに文化プラザで講演。「住民が健康づくりに励み、医療を大事に扱えば地域医療はうまくいく」と訴えた。
 村上さんは、小児科などの医師不足で悩んでいた兵庫県丹波市で市民たちが地域住民の啓発を兼ねて医師招へいの署名活動をしたことを紹介。「37度台の発熱だけで子どもを病院へ連れてくるという自分たちのことしか考えない住民がいる所には誰(医者)も住みたくはない」、「地域医療を守るのはそこの住民次第で、医療崩壊している原因は住民にある」と語った。
 全国でがん患者が最も少なく全国で長生きの都道府県が長野県だとしたうえで、その原因に「検診の受診率の高さ」をあげ、「検診を受けるから長生きというよりも、元々、健康への意識が高い人が受けるから寿命が長いのだろう」と分析し、積極的な検診をすすめた。
 高齢化社会に関しては、平成18年に財政破綻した夕張で人や物が限られた中で医療業務に取り込んでいることを解説したうえで、「年寄りが増えても、自分たちで考えて福祉を産業にすれば良い」「高齢者をお荷物ではなく、資源だと考えれば産業は成り立つ」との持論を展開した。
 村上さんの講演会は市民有志による彦根市の地域医療を守る会主催で約200人が参加。講演後には村上さんを交え「彦根市の地域医療の課題と希望」をテーマにしたパネルディスカッションもあった。

県立高校再編計画の策定来年度へ延期、彦根など反発で

 彦根西と彦根翔陽の統合などを盛り込んだ県立高校再編計画の今年度内の策定を目指していた県教委が、計画の策定を来年度に延期する方針を固めたことが7日わかった。9日の教育委員会の定例会議で報告する。
 再編計画を巡っては西高のPTAや市議会、市長らが反対または慎重に進めるよう求める要望書などを県教委や県に提出。先月12日の県議会では「今後1年以上かけて慎重に検討するよう強く求める」などとする決議案が全会一致で可決されていた。
 県教委は「年度中に突き進むのは厳しいと認識している」とし、9日の会議で厳しい状況を報告し委員の意見を集約した上で延期を決める方針だ。

2011年11月8日火曜日

荒神山ウォーキングマップと宇曽川サイクリングマップ製作、荒神山おこし会

 彦根市のボランティアグループ・荒神山おこし会はこのほど、荒神山ウォーキングマップと宇曽川サイクリングマップを製作。市内の観光案内所などで無料配布している。
 荒神山の歴史や自然などを再発見してもらおうと企画。荒神山マップでは、山中の社寺仏閣や荒神山古墳、山崎山城跡などを写真入りで解説しているほか、山の中を通る6つの道の距離と時間、難易度を紹介している。
 宇曽川マップでは、宇曽川ダムから河口までの約18㌔のコースと共に、通り沿いの肥田城跡や八木神社、自然などを写真入りで掲載しているほか、寄り道スポットや公衆トイレの場所、橋の名前、標高なども表示している。
 三つ折りされたA4判で、荒神山が5000部、宇曽川が2000部作成。市観光案内所と観光振興課、宇曽川のみ稲枝支所や豊郷町役場、愛荘町役場に置いている。

2011年11月7日月曜日

外国学生 企業の海外進出に貢献 アイセック滋賀大学委員会が交流会

 国際社会で活躍する人材の育成を目指している世界最大の学生組織「アイセック」(AIESEC)の日本団体に所属するアイセック滋賀大学委員会は2日、彦根市馬場の学内で、海外の学生を受け入れている県内企業の経営者らを招いた交流会を開いた。
 アイセックは日本を含めた110の国・地域の大学2100校以上で委員会を組織。国内ではNPO法人アイセック・ジャパンとして24の大学で約1600人の学生が加盟し、海外の学生と受け入れる国内の企業・団体との仲介や、日本の学生を海外の企業などに派遣する手続きをしている。
 2日の交流会に参加した企業のうち、彦根市須越町のポンプ製造業・アクアシステム(木村泰始社長)は昨年10月から半年間、ポーランドのマルツィアン・グジェゴジュさん(25)を受け入れた。木村社長の「何らかの地域貢献がしたい」との思いと海外進出へのきっかけづくりが経緯だったが、マルツィアンさんの影響で社員が外国人に親近感をもつようになり、またデンマークに代理店を設ける話も進んでいるという。
 マルツィアンさんはビザの影響でいったん帰国した後、再来日し7月からは再び同社で勤務。海外事業部に就いて、海外企業とのやり取りをしている。3年間の就労ビザも取得しており、「集中して仕事ができている」と笑顔で話していた。
 なお昨年度、海外の学生を受け入れた企業は県内5社を含め全国で75社。県内には米国、中国、ドイツ、ポーランドから計7人が研修に参加した。研修受け入れ期間は6週間~半年間。企業側の費用は学生の住居費や食費など滞在補助費、帰国時の渡航費、アイセックへの負担金など。問い合わせはアイセック滋賀大学委員会委員長の山本大貴さん☎080(6105)2114かメール(daiki4832yamamoto@yahoo.co.jp)へ。

2011年11月5日土曜日

井伊直政役・的場浩司さん登場に大歓声 ひこにゃんらゆるキャラ隊も小江戸彦根の城まつりパレード

 小江戸彦根の城まつりパレードが3日、城内などで行われ、観光客や市民ら約6万人(実行委員会発表)が見物。井伊直政役を務めた俳優の的場浩司さんが登場すると、一際大きい歓声がわき起こっていた。
 行列には、井伊直弼公・花の生涯列、子ども大名行列、井伊の赤鬼家臣団列、彦根町火消列のほか、市制75周年を記念し、石田三成家臣団列、関ヶ原東西武将隊、佐和山城跡武将隊、ひこにゃんらゆるキャラ列など、約1200人が参加した。
 城東小を発着点とし、市役所前、いろは松、彦根城内、夢京橋キャッスルロード、中央町など約3㌔を2時間かけてパレード。途中では、関ヶ原東西武将隊や彦根鳶保存会による演舞も披露され、見物客から大きな拍手を受けていた。

富岡第一小学校の子どもたちにジャンパーや辞典贈る、国際ソロプチミスト彦根

 東日本大震災の被災地で彦根市が重点的に支援をしている福島県双葉郡富岡町の子どもたちに、国際ソロプチミスト彦根(北村妙子会長)の会員が教材やジャンパーなどの支援物資を送るため、先月29日に古沢町の西村教材で仕分け作業をした。7日には会員11人が現地を訪れる。
 富岡第一小学校では幼稚園児と小中学生の計約100人が学習している。中学生には別の団体から支援物資が届いたため、同団体では園児と小学生の計約70人分の物資を送ることにした。
 物資は、西村教材が寄付した辞典・ノート・画材セット・彫刻刀など30数万円分と、会員らが平和堂の協力を得ながら購入したジャンパー・手袋・くつ下計70人分、ポプリの葉を入れた巾着袋200個以上のほか、ひこにゃんのぬいぐるみとバッジなども付けた。
 西村教材では、北村会長と同団体の奉仕プログラム委員会のメンバー5人が物資の仕分けをした。北村会長は「これからの季節、被災地は寒くなる。ジャンパーを着て暖かくしてもらい、教材でがんばって勉強してほしい」と話していた。

2011年11月4日金曜日

琵琶湖博物館の展示品移動・学校サテライト博物館 若葉小へ

 琵琶湖博物館(草津市)の展示品の一部を県内の学校に移動する学校サテライト博物館が先月31日、彦根市立若葉小学校(全校児童280人)内に設置された。見学も自由に受け付けている。
 子どもたちの学習活動に役立ててもらおうと平成18年から実施。毎年、県内の小中学校に展示品を移している。
 若葉小は児童数の減少で普通教室が多目的教室になっていたことから選ばれた。空から見た琵琶湖と周辺の航空写真(5・4㍍四方)が床に貼られているほか、水鳥や魚類、琵琶湖の大ナマズなどのレプリカ、琵琶湖の生物を紹介したパネル、アンモナイトなど化石の標本など約90点が展示。平成25年10月までの2年間。
 31日には来校した琵琶湖博物館の職員ら3人の説明を受けながら児童たちが学年ごとに見学。先月25日に総合的な学習の時間で同博物館を訪れた5年生55人は、2クラスに分かれて展示品の見学と琵琶湖の生き物について職員へ質問をしていた。5年生は同博物館やこの日に学んだことを壁新聞にまとめる。
 若葉小での展示コーナーを「ワッカー博物館」と命名した5年生の藤野康生君(10)は「琵琶湖の固有種と外来種の違いがわかり、勉強になった」と話していた。市内外の小学校からの見学のほか、事前連絡のうえで県民の来校も受け付けている。

湖東宝さがしin彦根城 乗馬・そばうちなど体験、彦根青年会議所主催

 湖東地域の文化と伝統にふれる「湖東宝さがしin彦根城」が先月29日、城内であり、子どもたちが乗馬や狂言などを体験した。彦根青年会議所が地域の伝統や文化、歴史を市民に学んでもらおうと企画。狂言、茶道、近江上布、そばうち、乗馬、甲冑、俳句、昔話の講話の体験コーナーを梅林や金亀公園などに設けた。
 金亀公園で行われた乗馬コーナーでは、戦国時代に騎馬として使われたという木曽馬2頭が用意され、子どもたちが交代しながら乗って園内を2分間かけて1周。城西小5年生の家田望美君(10)は「馬の上でもひずめの音が聞こえて楽しかった」と話していた。
 甲冑体験では段ボール製の甲冑などが用意され、子どもたちは実際に装着し、やりを手にして武士になり切っていた。若葉小6年生の西村祐星君(12)は「戦国時代の侍になった気分」と満足げだった。イベント後には、参加者全員で作った天守をかたどった切り絵(高さ360㌢×幅500㌢)が披露された。作品は5日から京橋付近の石垣に設置される。