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2011年9月6日火曜日

台風12号で彦根梨 全体の2、3割落下 通過後も落ち続ける、けが人も3人

 2日から3日にかけて近畿地方を通過した台風12号により、彦根市内でもけが人や停電、倒木、建物一部損壊などが発生したほか、収穫時期の彦根梨も地面に落下したり、傷がついたりする被害にあった。
 彦根梨生産組合によると、強風により防風ネットがはずれ、収穫中の「幸水」と、収穫を控えた「豊水」が約1万個ずつ落下し、傷がついたものもあるという。組合加盟22人の梨園すべてで「大なり小なり被害に」あっており、5日にかけても幹が弱まった影響で、梨が落ち続けているという。全体の2、3割が被害にあっており、被害額は数千万円に上るとみている。
 2日にはJA東びわこ「美浜館」(石寺町)の50代の女性職員が、あおられたドアに押されて転倒し右足大腿骨を骨折。3日には50代の大型トラック運転手の男性が高宮町で座席のドアをあけた際に強風により座席から転倒し右腕などを骨折。70代の女性が芹橋の自宅前で転んで腰を打撲した。
 3日には高宮町や犬方町など約1040世帯で停電も起こった。2日から4日かけての市内でのイベントも相次いで中止となった。

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