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2011年4月20日水曜日

市議選は学区代表選で良いのか

 彦根市議選が告示されたが、定数24に候補者25人ということで、何とも盛り上がりに欠ける選挙となった。
 告示前には一時、無投票が濃厚となっていたが、直前になり新人2人が出馬の意向を示し(うち1人は急きょ不出馬に)、何とか選挙戦になったことは喜ばしい。
 一方で、出馬を表明した新人陣営には、無投票を望んだ一部の現職議員や市民が恨み節を浴びせたとの事だが、より良い市政を考えず、自己保身のみに固執した言語道断の振る舞いであることを忠告しておく。
 さて選挙戦が始まり、町中ではウグイス嬢たちによる候補者の名前の連呼のみが聞こえ、時代遅れの感も否めぬが、市議選クラスでは、致し方ないかもしれない。ただし、名前の連呼だけで票を入れるほどバカな有権者もいまい。
 市議は、学区住民・各種団体政党のご用聞きや行政の監視役、ほかの自治体への視察が主な任務であるが、それらのほかに行政を動かす資質も求められよう。今の地方議会には予算編成権がないため、法律的に行政の一員にはなれないが、市政全体の課題や方向性に対して、首長に提言し、共に遂行することは十分可能である。
 市議選が学区代表選挙に終わることなきよう祈りながら、有権者と共に選挙戦を見守りたい。    (山田貴之)

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