2016年8月30日火曜日

桐生祥秀選手と乾友紀子選手に県民スポーツ大賞の「栄誉賞」を授与、彦根市は市民栄誉賞

 滋賀県は23日、リオデジャネイロ五輪で活躍した県ゆかりの選手のうち、陸上男子4×100㍍リレーで銀メダルを獲得した彦根出身の桐生祥秀選手と、シンクロナイズドスイミングのデュエットとチームで銅メダルを獲得した近江八幡出身の乾友紀子選手に、県民スポーツ大賞の「栄誉賞」を授与すると発表した。
 桐生選手に対しては彦根市が市民栄誉賞を贈る方針を示しており、本人の同意を得た後に発表する。市民栄誉賞の授与は平成25年8月9日に施行した市民栄誉賞表彰規則に基づいて決定。すでに市内部による審査会も終了している。初の授与になる。
 また桐生選手は洛南高校出身のため、京都府が府スポーツ特別栄誉賞を、京都市が市スポーツ最高栄誉賞を授与する。

2016年8月29日月曜日

多賀が醸造する新酒「琵琶の神龍」に使う米・みずかがみの収穫がフレンドリーファームいしでらで始まる

 清酒会社 多賀(多賀町)が醸造する新酒「琵琶の神龍」に使う米・みずかがみの収穫が、20日から彦根市石寺町の農業組合法人フレンドリーファームいしでらの水田で始まった。
 同社は平成23年秋に石寺町の田んぼに描かれた「ひこにゃんアート」の時に刈られた米のうち、日本晴を使って琵琶の神龍を製造。みずかがみは同25年秋に近江米としてデビューし、同法人でも同26年から生産している。
 同社はみずかがみを使った酒作りを今年から挑戦。同法人が所有する水田41万3420平方㍍のうち、みずかがみを栽培している4万4868平方㍍分の一部の米を活用することにした。
 20日はみずかがみの水田を管理する石寺町の西川昭三さん(68)らがコンバインを運転し米を収穫していた。西川さんは「米のできは悪くないと思う。ぜひ、おいしいお酒を造ってほしい」と話していた。
 多賀の監査役・中川信子さん(57)は「地元のお米で造るお酒に、ぜひご期待ください」と語っていた。みずかがみを使った琵琶の神龍は今年の11月中に発売される。

彦根城の白鳥が長浜まで逃げ出す、原因は親鳥の「いじめ」?→湖北野鳥センター「しつけ」

 彦根城の内堀で飼われている白鳥が長浜市内の川まで逃げ出していたことがわかった。彦根城管理事務所によると、これまでにも旧港湾など近くに逃げ出す白鳥はいたが、市外は珍しいという。
 同事務所によると、今月8日午前10時ごろ「松原町の矢倉川に白鳥がいる」との報告を受けた作業員が駆けつけると、彦根港の近くを泳いでいる白鳥を発見。これまでにも逃げ出すことがあり、餌の時間になると戻ってきたため、そのままにしていたが、その後も戻らず、心配していたところ、12日に「長浜市内の米川で水草を食べている」との通報があった。
 同事務所では作業員8人が2㌧ダンプカー、乗用車、軽トラックに乗り込んで出動。約1時間かけて捕獲し、飛び立ち防止のために風切り羽を切って内堀に戻した。ほかの白鳥を含めて年に1、2回、風切り羽を切っているが、生えてくると羽ばたけるようになるという。
 彦根城には内堀に白鳥3羽・黒鳥2羽、中堀に白鳥2羽・黒鳥1羽の計8羽が生息。逃げ出したのは内堀で昨年9月に生まれた子どもで、親鳥2羽と一緒に黒門付近を中心に過ごしているが、最近は親鳥からくちばしで突かれたり、餌を盗られたりする光景が頻繁に見られるといい、これまでにも何度か逃げ出していた。
 同事務所では「巣の管理面など制約があり、難しいが、親鳥と離す方向で調整していきたい」としている。
 ※(解説)
 長浜市の湖北野鳥センターによると、彦根城の白鳥はヨーロッパや中央アジアに生息するコブハクチョウと呼ばれる種類で、ロシアから日本に飛来するコハクチョウと違い、くちばし付近にコブがあるのが特徴。
 市教委文化財課によると、彦根城へは昭和36年に日本白鳥を守る会から寄付されたのが始まり。今回、逃げ出した白鳥はまだ1歳足らずだが、親鳥から度々「いじめ」を受けていたといい、小生が撮影のため訪れた際も親鳥が羽を広げて脅したり、くちばしで突いたりしていた。
 このような白鳥の習性について、同センターの専門家に聞くと、「親鳥の行為は『いじめ』ではなく、自分たちから早く離れて独り立ちしてほしい」という愛情表現の一つだという。
 白鳥たちが過ごしやすい環境作りに向けて、飼育場所を移すなど対処を願いたいと思う今日この頃だ。(山田)

ワークショップに親子で挑戦する「ひこねワクドキッズフェスタ」文化プラザで初開催

 さまざまなワークショップに親子で挑戦する「ひこねワクドキッズフェスタ」が、19日から21日まで文化プラザで行われた。
 夏休みの思い出にしてもらおうと文化プラザが初めて企画し、絵をガラスに貼る「グラスデコ」や、紙とはさみで昆虫などを作る「かみわざ」、ドリンクホルダー作りなど計6つの教室を行った。
 20日に行われた「かみわざ」では野路井邦充さん(62)=馬場1=を講師に、午前と午後に計30人の児童が体験。野路井さんが事前に切り取り線を入れた赤、緑、青、ピンクなどの色紙を使って、昆虫や動物、妖精、恐竜など24種類の中から選んで製作した。
 児童たちははさみを使って、慎重な手つきで切った後、折り込んで形に仕上げた。ティラノサウルスを作った旭森小6年の百田智哉君(12)は「細かい所を切るのが難しかったけれど、楽しかった。夏休みの思い出になりました」と話していた。
 また、この日は前日に行われた「グラスデコ」に参加した子どもたちがグランドホール1階の窓ガラスにグラスデコを貼る作業もした。児童たちは講師の画家・尾碕潤さん(38)=大阪府高槻市=の指導で貼り付けたり、ガラス用のクレヨンで花などを描いたりしていた。約1カ月間、展示される。

2016年8月25日木曜日

彦根市発注の上水道工事を巡って、市の積算ミスで落札業者に契約解除の報告

 彦根市が発注した高宮町の上水道の敷設工事を巡って、市が入札前に作成した積算のミスにより、落札した業者に契約解除の報告が届いていることがわかった。
 市などによると、この工事の指名入札が7月7日にあり、翌日、15社から1社が落札した。しかしその後、材料費にかかる経費にミスがあることがわかり、当初の設計金額より4万円ほど差異が生じることがわかった。これを受けて市は今月初めに落札した業者に報告し、正しい金額で入札が行われなかったとして、市の契約規則により「契約を解除する」旨を伝えた。
 業者は着工に向けて材料費などを購入済みだったといい、その業者の社長(39)は「積算の書類には市水道部などの数人の管理者の印鑑も押されていて、複数回チェックしているはず。このような案件は今回だけではないのではないか」と憤りを見せている。
 市水道部は業者に謝罪したと答えた上で「チェックミスがあったのは事実。落札業者への対応策を今後、考えると共に、2度とこのようなことが起きないよう再発防止に努めたい」としている。

2016年8月24日水曜日

リオ五輪の陸上4×100㍍リレーの決勝に出場した桐生祥秀選手を応援するパブリックビューイング、銀メダル獲得に祖母の俊江さん感激

 リオ五輪の陸上4×100㍍リレーの決勝に出場した彦根出身の桐生祥秀選手を応援するパブリックビューイングが20日、文化プラザで開かれ、桐生選手の友人や同級生ら約150人が参加。銀メダルを獲得した直後は大きな歓声に包まれた。
 桐生選手は第3走者として出場。ほかの3選手と登場するシーンが巨大画面に流されると、来場者は応援グッズとして1人ずつに手渡されたスティックバルーンを叩いて声援を送った。そして見事、2位でゴールすると、来場者は立ち上がって万歳を繰り返していた。用意されたくす玉が大久保市長や子どもたちによって割られ、「祝 日本チーム メダル獲得」の文字が現れると、拍手が沸き起こっていた。
 祖母の桐生俊江さん(79)=開出今町=は涙をぬぐいながら「2位とは思っていなかったので、最初はまさかと思った。ただ、ただうれしい」と話していた。桐生選手が城陽小6年生の頃に担任だった中川大介さん(38)=長浜市=は「感動して鳥肌が立った。いい走りをしてくれた。とにかくおめでとうと言いたい」と話していた。

元滋賀県知事の國松善次さんが全国の護国神社を自転車で巡り、朱印状を日本列島の形で貼った屏風を滋賀県護国神社に奉納

 元滋賀県知事の國松善次さん(78)が全国の護国神社を自転車で巡り、各神社の朱印状を日本列島の形で貼った屏風を彦根市尾末町の滋賀県護国神社に奉納。14日に奉納式が開かれた。
 國松さんは小学1年生の時に父親を戦争で亡くし、戦争遺児としてほかの戦没者の家族と慰霊の活動をしてきた。
 75歳の時の平成24年9月に、慰霊と平和祈願のため、神奈川県を除く全国各地にある護国神社と靖国神社を参拝しようと滋賀県護国神社をスタート。趣味にしている自転車で移動しながら、今年1月の飛騨護国神社を最後に計53カ所訪れた。走行距離は約4800㌔だったという。
 当初はノートにまとめる形だったが、奉納するのに合わせて日本列島の形に朱印状を高さ1㍍70㌢・幅3㍍40㌢の屏風に貼り合わせた。
 國松さんは「全国的に護国神社の存在を知らない日本人が増えており、それでは祀られている英霊は報われない。この屏風を見学して、1人でも多くの人が護国神社を参拝してもらえれば幸いに思う」と話していた。
 奉納式には大久保市長、細江正人県議、西村久子県議らを含め約50人が出席した。
 なお、國松さんが納めた朱印状の屏風は護国神社内に完成した滋賀県英霊顕彰館に展示されている。